インターンの探し方|大学生が迷わない7つの経路と学年別の始め方・選び方
インターンの探し方を、就職情報サイト・企業の採用ページ・イベント・スカウト・大学など7つの経路と、1〜3年生の学年別の始め方で整理しました。学生調査のデータをもとにした応募先の選び方と、今日から手を動かせる5つの手順、悩み別に読みたい関連記事も紹介します。
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運営 株式会社Hal / 編集 PREJOIN 編集部 / 監修 岩本 晃典(株式会社Hal 代表取締役)

解説
インターンの探し方は、「どこで探すか(経路)」と「いつ・何から始めるか(順番)」の2つを決めれば迷いません。経路は就職情報サイトと企業の採用ページを軸に、イベント・スカウト・大学・知人を組み合わせます。順番は、まず選考なしで気軽に参加できるものを1つ体験し、そこで見えた興味をもとに選考ありのプログラムへ広げていくのが、失敗の少ない進め方です。

今の「インターン」は4つのタイプに分かれている
探し始める前に、言葉の整理をしておきます。2022年6月、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意(いわゆる三省合意)が改正され、学生のキャリア形成を支援する取り組みが4つのタイプに分けられました。2025年3月に卒業した学生が3年生のときに参加したプログラムから、この考え方が適用されています。
タイプ1:オープン・カンパニー(企業や業界を知ってもらう説明会・イベント型)
タイプ2:キャリア教育(大学の授業や産学協働のプログラムなど)
タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターンシップ(職場での就業体験が必須)
タイプ4:高度専門型インターンシップ(博士課程の学生向けなど)
制度上「インターンシップ」と呼ぶのはタイプ3と4だけです。タイプ3は、汎用的能力活用型なら5日間以上、専門活用型なら2週間以上の期間があり、期間の半分を超える日数を職場での就業体験にあてるといった基準を満たすものです。この基準を満たしたプログラムに限り、企業はそこで得た学生の情報を、広報活動・採用選考活動の開始時期以降に使えるようになりました。
ただ、就職情報サイトでは、1日の仕事体験やオープン・カンパニーも含めて「インターン」とまとめて紹介されることがよくあります。募集ページを見るときは、名前ではなく「何日間か」「職場で働く体験があるか」「選考があるか」の3点を確認すると、自分に合うものを選びやすくなります。4つのタイプの違いは、インターンシップとは?で詳しく解説しています。
インターンを探す7つの経路
キャリタスが2027年卒の学生モニターに行った調査では、参加したプログラムを知ったきっかけは「就職情報サイト」が36.8%で最も多く、「企業ホームページ」が32.8%で続きました。この2つで全体の約7割を占めます。一方で、就活準備イベント(10.3%)、スカウトサービス(5.2%)、大学のキャリアセンターなど(4.3%)、先輩・友人・知人(3.9%)、SNS(2.2%)から参加につながった人もいます。
| 得られる情報 | 使いどころ | |
|---|---|---|
| 就職情報サイト | 多くの募集をまとめて見られる | 候補を集める入口 |
| 企業の採用ページ | 詳しいプログラム内容・独自の募集 | 気になる企業を深く調べる |
| 就活準備イベント | 知らなかった企業との出会い | 業界の幅を広げる |
| スカウトサービス | 企業からの声かけ | 自分では探さない企業を知る |
| 大学・先輩・友人 | 大学あての募集・参加者の感想 | 選ぶときの判断材料 |
| オンラインで随時参加 | 日程を合わせずに仕事に触れられる | まず1つ試す入口 |
経路ごとの使い分けは、次のように考えると整理できます。
就職情報サイト:募集をまとめて見られる入口。条件検索と「気になる」登録で候補を集める
企業の採用ページ:サイトに載らない募集や、詳しいプログラム内容が出る場所。気になる企業はブックマークしておく
就活準備イベント:知らなかった企業に一度にたくさん出会える。業界を広げたいときに向いている
スカウトサービス:プロフィールを見た企業から声がかかる。自分では探さない企業を知るきっかけになる
大学のキャリアセンター:大学あてに届く募集や、地元企業・卒業生の情報がある。相談もできる
先輩・友人・知人:実際に参加した人の感想が聞ける。選ぶときの判断材料として使う
オンラインで随時参加できる仕事体験:日程を合わせずに始められる。まず1つ試したいときの入口になる
大切なのは、1つの経路だけに頼らないことです。就職情報サイトだけで探すと、同じような大手企業の募集ばかりが目に入りがちです。企業ページやスカウト、大学経由の情報を足すと、候補の幅が広がります。
学年別の始め方
どの学年でも使える経路は同じですが、目的と始め方は学年で変わります。
大学1〜2年生は、選考のあるプログラムに挑むより、仕事の中身に触れて「何が面白いと感じるか」を知る時期です。選考なしで参加できる短いプログラムや、オンラインの仕事体験で、いろいろな業界・職種を試してみると、3年生になってから探す方向が決まりやすくなります。
大学3年生(修士1年生)は、夏のプログラムに向けて春から動き出す人が多い学年です。先ほどのキャリタスの調査では、募集情報を探し始めた時期は3年生の「4月」が28.8%で最も多く、よく探していた時期は「6月」が56.6%、「7月」が47.2%でした。実際に参加した時期は7〜9月の合計が63.8%と、夏に集中しています。
- 1〜2年生 選考なしの体験で興味を探る
- 3年生の春 募集を探し始める:4月に探し始める人が多い
- 6〜7月 夏のプログラムに応募する
- 8〜9月 夏のプログラムに参加する
- 秋〜冬 興味が固まった業界・企業に参加
- 3月以降 広報活動が始まり本番の就活へ
政府は就職・採用活動の日程について、卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降に広報活動、卒業・修了年度の6月1日以降に採用選考活動を始めるよう企業に要請しています(2026年9月時点で公表されている2027年度卒業・修了予定者向けの要請)。インターンは、この本番の就活より前に仕事と会社を知る場として位置づけられています。
秋冬にも募集はあります。同じ調査では、9〜11月にも2割前後の学生が募集を探していました。夏に出遅れても、秋冬から始める道は十分にあります。
応募先を選ぶ3つの基準
候補が集まったら、どこに応募するかを絞ります。同じ調査で、学生が応募先を探すときに重視したこととして多かったのは「プログラム内容の詳細が記載されていること」(84.6%)、「本選考での優遇が期待できること」(83.2%)、「学業に支障が出ないこと」(78.5%)でした。
優遇の有無は募集ページに書かれていないことも多く、事前に見極めるのは難しいものです。そこで、自分でも確かめやすい次の3つを基準にすることをおすすめします。
内容が具体的に書かれているか:「グループワーク」だけでなく、何を題材に、何をするのかまで書かれているか
社員と話す時間があるか:同じ調査で、社員との接点が「十分にあった」プログラムは「大変満足」が68.5%だったのに対し、「それなりにあった」では19.5%にとどまりました
学業や部活と両立できるか:日程・場所・所要時間が、今の生活に無理なく収まるか
3つ目で迷うときは、部活とインターンの両立や、地方の学生の探し方も参考にしてください。
今日からできる探し方の手順
調べるだけで時間が過ぎてしまう人は、次の順番で手を動かしてみてください。1日目で終わる作業もあります。
- 興味のある業界・職種を3つ書き出す
- 就職情報サイトで条件を保存する:気になる募集を5件ほど登録
- 企業の採用ページをブックマークする
- 締切と開催日をカレンダーにまとめる
- 選考なしのものを1つ体験する:合う・合わないを確かめる
気になる業界・職種を3つ書き出す:迷ったら「普段使っているサービスの裏側」から考えると挙げやすくなります
就職情報サイトに登録し、条件を保存する:業界・開催時期・開催形式(対面かオンラインか)で絞り込み、気になる募集を5件ほど「気になる」に入れます
企業の採用ページをブックマークする:候補の企業の採用ページを開き、募集の時期と内容を確認します
締切を1つのカレンダーにまとめる:応募締切と開催日を同じカレンダーに入れておくと、取りこぼしが減ります
今週中に、選考なしのものを1つ体験する:実際に参加すると、募集ページを読むだけでは分からない「合う・合わない」が見えてきます
5つ目の選択肢の1つが、選考なしで、好きな時間にオンラインで取り組めるバーチャルインターンです。PREJOINでは、企業の実際の仕事をモデルにしたワークに、学生は無料で取り組めます。ワーク一覧から、気になる職種を探してみてください。
悩み別に読みたい記事
探している途中でつまずきやすいポイントは、次の記事で詳しく解説しています。
選考のないインターンに参加する意味が知りたい:インターンの選考なしは意味ない?
応募したインターンにすべて落ちてしまった:インターン全落ちしたときの次の一歩
今から探しても間に合うか不安:インターンは今からでも間に合う?
1dayインターンに行く価値があるか迷う:1dayインターンは意味ない?
オンライン開催で得られるものが知りたい:オンラインインターンは意味ない?
地方に住んでいて参加しづらい:インターンは地方学生が不利?
部活やサークルが忙しい:部活とインターンを両立するには
よくある質問
インターン探しはアプリやサイトだけで十分ですか?
十分ではありません。就職情報サイトは入口として便利ですが、企業の採用ページにしか載らない募集や、大学に届く募集もあります。サイトで候補を集め、気になる企業は採用ページも確認する、という2段構えにすると漏れが減ります。
大学1年生でもインターンに参加できますか?
参加できるものはあります。学年を問わないオープン・カンパニーや仕事体験、オンラインで取り組めるプログラムなどです。1年生のうちは、選考に通ることより、いろいろな仕事に触れて興味の方向を知ることを目的にすると、無理なく続けられます。
何社くらいに応募すればよいですか?
決まった正解はありません。最初は、書き出した3つの業界・職種から1〜2社ずつ選ぶくらいで十分です。参加してみて興味が固まってきたら、同じ業界の別の会社や、関連する職種に広げていきましょう。短いプログラムの数の考え方は、1dayインターンの記事でも紹介しています。ほかの学生の平均参加社数などの調査データは、データで見るインターンシップにまとめています。
選考に落ちたら、その企業の本選考も不利になりますか?
インターンの選考と本選考は、募集の目的も評価のしかたも別のものとして行われることが一般的です。落ちた理由を振り返り、次の応募に生かすことのほうが大切です。具体的な立て直し方は、全落ちしたときの記事で解説しています。
出典・この記事について
- キャリタス「2027年卒 インターンシップ等に関する特別調査」2026年4月(知ったきっかけ・探し始めた時期・参加時期・重視したこと・社員との接点別満足度)
- 内閣官房「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」
- 厚生労働省 兵庫労働局「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります」(三省合意の改正ポイント(4類型・タイプ3の基準))
- 文部科学省「大学等におけるインターンシップの推進」
本記事は、PREJOIN 編集部(株式会社Hal)が、各社の有価証券報告書・決算資料・公式サイトなどの公開情報と公的統計をもとに作成しています。数値は作成時点のもので、最新の情報は各出典をご確認ください。
内容の誤りや古くなった情報にお気づきの場合は、info@hal-corporation.com までお知らせください。
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